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単に興味本位での設定ではなく、必死に、素直に生きようとする少女を通して、友達への愛、大人たちの世界、夜の友人たちとの暖かな交流など、一般社会からはみだしてしまった人々の生き様を熱い視線で描く衝撃的作品。同様に夜の街を舞台に連続殺人鬼と刑事の攻防戦を描いた『ザ・モンスター』の脚本ロバート・ヴィンセント・オニール監督作。リチャード・ラッシュ監督の『嵐の青春』(67)や『七人の無法者』(68)、さらには『イージー★ライダー』(69)の小道具担当として映画キャリアをスタートさせたオニール監督は、『THE PSYCHO LOVER』(70)や『WONDER WOMAN』(73)などのB級ドライヴ・イン・シアター向け映画を経て80年代にロサンゼルスの街を舞台としたサスペンス・スリラーでその才能を開花させた。
『ザ・モンスター』の脚本執筆中にアイデアを思い付いたという『エンジェル』では、長期間ハリウッド・ブルバードに出向き脚本を練り、脚本に沿ってロケハンを行うのではなく、ロケーションの場所ありきで脚本を書きあげている。監督いわくハリウッド・ブルバード自体が作品の主役であるという。
主演のドナ・ウィルクスは23才で15才の役を熱演、実際の娼婦に取材をするなど入念な役作りでスタッフを驚かせるとともに安心させた。撮影は『野獣捜査線』(85)『刑事ニコ/法の死角』(88)『ハリソン・フォード 逃亡者』(93)『コラテラル・ダメージ』(01)などの監督作を誇るアンドリュー・デイヴィス。光を自由自在に操るその技術で監督の求める鮮烈な夜のロサンゼルスをフィルムに刻んだ。